乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 - 三嶋与夢/孟達 - ラノベ・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ
カテゴリ : ライトノベル ジャンル : 男性向けライトノベル 出版社 : マイクロマガジン社 掲載誌・レーベル : GCノベルズ シリーズ : 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですシリーズ ページ数 : 388ページ 電子版発売日 : 2018年05月30日 コンテンツ形式 : EPUB サイズ(目安) : 8MB アニメ化 「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」 2022年4月~ AT-X・TOKYO MXほか 声の出演:大塚剛央、市ノ瀬加那、ファイルーズあい 剣と魔法の“乙女ゲー”の世界に転生した、元日本の社会人だったリオンは、 その女尊男卑な世界に絶望する。 この世界では、 男なぞは女性を養うだけとの家畜のようなものであった。 例外なのは、ゲームで攻略対象であった王太子率いるイケメン軍団ぐらである。 そんな理不尽な境遇において、 リオンはある一つの武器を持っていた。 そう前世で生意気な妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの知識である。 本当は田舎に引きこもりのんびりとしたいリオンだったが その知識を使い、やりたい放題の女どもとイケメンに、 はからずも反旗を翻すのだった。 ド外道主人公による、爽快(?)下克上ファンタジー開演!
気付いたら主人公は乙女ゲーのモブキャラに生まれ変わっていたという話。 主人公の世界では女性が強く愛人を堂々と引き連れるという狂った世界観の乙女ゲーの世界です。 初めは主人公の世界観やキャラの紹介やアイテム回収等で一巻の中盤から主人公が活躍します。 この主人公はひね曲がっており、 山場ではチートアイテム使った圧倒的に強い主人公が、テンプレ完璧王子様達に啖呵をきったり、口が悪いというよりも陰湿なネチネチといした悪口で完璧な王子様達の心をへし折っていくと言うのはとてもカタルシスを感じました。 本来、口が悪すぎて陰キャなので、読者にも嫌われるはずなのですが、相棒のaiの方が口が悪く、主人公をやり込めるので悪友との会話みたいな感じがあり楽しめました。 ストーリーのテンポも良くてグダグダした展開はなく、急ぎすぎずで飽きる事なく最終章まで読み切れました。 ただこれは、なろう小説全てに言える事なのですが、どのなろうも大概がハーレムやご都合主義の部分が大きいので、納得のできる地に足ついたオチにならない為だろうと思います。 その為にエンディングの後感動が薄く、完成度がかなり高いのに自分でも驚くくらい読み終わっても心に何も残らなかったです。 あるのは読み切ったという少しばかりの満足感のみでした。 読後感さえ良ければ間違いない傑作でした。 文章も読みやすく、ストーリー、構成と高レベルであり、秀作以上傑作未満といった作品で娯楽作品として、とても楽しめました。 読んでなかったら是非とオススメ出来る出来の作品です。