芦屋ことだま幻想譚 - 石田空/縞 - 小説・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ
ハウスキーパーの北村茜は、芦屋にある大きな日本家屋の家に派遣された。 そこに住んでいるのは変わりもの小説家・蘇芳望だった。 彼のところで働き始めて数日経った朝、最近近所で起きているボヤ騒ぎのことで警察がやってきた。 実は蘇芳は副業で“言霊遣い”をしており、暴走した言霊(言禍)が巻き起こす事件を解決していた…! ファン文庫大人気シリーズ『神様のごちそう』の著者が描く、現代ダークファンタジー開幕! 言霊が具現化し禍(わざわい)を引き起こす――
最初ペースが掴見にくかったお話でしたが、面白かったです。この作品の怪異といわれる〝ことだま〟は、漫画「蟲師」に出てくる紙魚みたいなイメージでしょうか。 まっさらな本に〝ことだま〟を写しとっていくのがなかなか絵になるのではないかと思いました。 飄々とした作家兼言霊遣いの蘇芳先生。着流し姿が粋なわりに、本業の小説は突拍子もなさそうな内容しか出てこないのが気になります